それぞれの色から受ける心理的・生理的作用を参考にして自分なりにカラーコーディネートしてみませんか?
色 | 生理的作用 | 心理的作用 |
オレンジ |
心拍数を上げ体温を上昇させる働き。 新陳代謝を活発にし自律神経を刺激して食欲増進する。 消化吸収を高める。 |
人を元気にし、生きるエネルギーを与える。 喜び、暖かい気持ちに。 |
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イエロー |
消化器系の働きを促進して、消化不良・胃炎・糖尿病などに良い働きがある。 自律神経の働きを活発にする。 |
時間の経過を遅く感じさせる。 陽気な気持ちに。 希望・願望の表現色。 |
グリーン |
脳の興奮を鎮める鎮静効果。視神経の疲労回復効果。 筋肉の緊張を和らげる。 免疫力を高める。 |
リラックス効果。 平常心、安定感を取り戻す。 ストレス解消 |
ブルー |
血圧・脈拍数を下げる鎮静効果。 高血圧症、不眠症の改善。 |
心を落ち着かせる色。 集中力を高める。 時間の経過を早く感じる。 |
パープル |
脳の興奮を鎮める効果。 | リラックス効果。 |
ピンク |
女性ホルモンの働きが活発になる為若々しくなる。 アドレナリンの分泌を適度に活発にする。 |
緊張をほぐし、心身を和らげる効果。 無邪気さと女性らしさの色、優しい気持ちに。 |
ホワイト |
内分泌を促す。 | 清潔感、若々しさを感じさせる。 |
インテリアのコーディネートをする場合、視野範囲における25%~30%にカラーを使い、70%前後の部分には白、又はベージュのような優しいベーシックカラーを用いると落ち着いた空間に感じるといわれています。 従って、部屋のイメージカラーはカーテンや小物で決定していくということです。白っぽい壁や天井は部屋を広く見せる効果があります。 又、パステルカラー(中間色)は心に働きかけ、ビビットカラー(原色・純色)は身体に働きかけるとも言います。
人間は、情報の多くを視覚から得ることが多いので、広い領域には、彩度を落とした色を使い、彩度の高い色は範囲を限定して使うなど、目的と滞在時間を考慮したカラーコーディネートが必要といえます。
元気で明るいオレンジは、暖かい雰囲気を演出し、気分をリラックスさせ、活力を取り戻させる力があります。そして、新陳代謝を活発にし、自立神経を刺激して、食欲を増進させ、消化吸収を高めます。
(ダイニング・リビングなどにおすすめ)
心を明るくするイエローは、コミュニケーションの色ともいわれます。又、気持ちを外へと向かわせ、向上心を刺激し、生きる力を湧かせてくれます。時間の経過を遅く感じさせるので、くつろぎのスペースなどにも適しています。
(リビング・ダイニングなどにおすすめ)
脳の興奮を鎮める鎮静効果があり、 筋肉の緊張を和らげるなどリラックス効果があります。癒しの象徴とされるグリーン、 血圧を安定させる働きがあり、免疫力を向上させて心身の疲労回復を促します。又、グリーンは、副甲状腺の分泌を促進し、血液の循環を助け、目の疲労を癒してくれます。
(プライベートルーム・リビングなどにおすすめ)
ブルーは最もクールな色であり、鎮静力をもっています。精神的な落ちつきを促し、疲労を軽減させてくれます。 又、集中力を高め、時間の経過を早く感じさせる効果もあります。
(書斎・勉強部屋などにおすすめ)
ピンクは、女性ホルモンの働きを活発にし、若々しくなるといわれています。 そして緊張をほぐし、心身を和らげるという効果をもたらします。 無邪気な色、幸せを感じさせる色でもあるピンクは、 自然と顔色もよく見え、素直で優しい気持ちにしてくれます。
(プライベートルーム・女の子の部屋などにおすすめ)
温和でナチュラルなイメージをもたらすベージュは、落ちつきと、くつろぎ感を高めます。又、安定したコンディションを生み出し、心身を温かくさせ、極度の緊張を緩和する効果もあります。
(和室・寝室などにおすすめ)
白は清潔感や若々しさを感じさせてくれます。落ちつきがあり、心も体も癒されるでしょう。自然のぬくもりが感じられるオーガニックコットンのカーテンも人気があります。
(有機栽培綿100%、自然なアイボリー色)
(ダイニング・プライベートルームなどにおすすめ)
お部屋の印象は、カーテン・ロールスクリーン・ブラインド等の窓廻り品によって、かなり変わってきます。 色の及ぼす生理的・心理的作用も考慮し、機能的で、より快適で心地よい空間作りのお手伝いを致します。 お気軽にご相談下さい。 |